離れて暮らす両親に連絡用の携帯電話を待たせたい時は、その方のニーズやライフスタイルに合った携帯電話を選ぶことが重要です。
スマートフォンは、インターネット検索やアプリケーションの利用など、多機能で高度な操作が可能な携帯電話です。しかし、機能が多いために操作が複雑であることや、画面が大きいために持ち運びに不便があることがあります。
一方、ガラケーは、基本的な電話機能に加えて、電話帳やメール機能などの基本的な機能が備わっています。操作が簡単で、小さく軽量なので持ち運びがしやすく、バッテリーも長持ちします。
親御さんのニーズやライフスタイルに合わせて、必要な機能を備えた携帯電話を選ぶことが大切ですね。
どちら良いのでしょうか?
仕事柄、高齢者と接することが多いので、実際に使っている話を聞いてみると意外なことがわかりました。
高齢両親に携帯電話を持たせるならコレ!
50~60代の両親であれば、連絡用と言ってもスマホがおすすめですよ。
LINEの使い方を教えれば写真の送受信も出来ますので何かと便利です。
しかしそれ以上の高齢者の場合はガラケー(ケータイ)をおすすめします。
というのも、タッチパネル操作が難しいからです。
特にスライド操作やスワイプなどのスマホでは当たり前の画面の特定部位を触れながら指を動かす操作が難しいからです。
とくにハイテク機器に弱い方には物理キーのガラケーがおすすめです。
- 使いにくい
- 変なところを触ると壊れるんじゃないかと不安
- 画面が壊れそう
という理由から大切にしまって持ち歩かに人を見かけるからです。
またタッチ操作の弊害で予期せぬ操作が行われてしまい、(アプリなどが起動して)変な画面が出てわからなくなってしまう方が多いです。
恥ずかしい・子供に(簡単なことで)迷惑をかけたくないなどの理由で相談しないことがおおいですね。
ですので私が仕事で伺った時に
昨日からこんな画面になってわからないんだけどどうしたらよいの?
なんて聞かれることもしばしばです(笑)
かんたんスマホでも画面にボタンが多くて触るのが怖いという話もあったりします。
そのような方にはガラケーがわかりやすいですね。
物理キーでボタンを”押す”という感覚だと安心して使えるんだそうです。
間違った操作をしたときも終話ボタンを何回か押していればホーム画面に戻りますからね。
高齢者に多いスマホの悩み
高齢者のスマホの悩みの多くはタッチ操作が難しいということになるようです。
かかってきた電話に出るのが難しい
高齢者に多いスマホの悩みは、電話がかかってきた時にうまく受け取れないということです。
スマホの場合、電話がかかってくると画面が切り替わり、タッチ&スライド操作で電話に出ることが出来ますよね?
このタッチ&スライド操作が難しいんです。
受話器のマークをタッチして、緑の受話アイコンの方にスライドさせれば良いだけなんですが、高齢者の方は、若い人が操作している様子を見ていて、スライド操作が
シュッッ!シュッッ!
と素早く弾いているように見えるようです。
ですので素早く指で弾くのですが、緑の受話マークに届く前に指を離してしまうので受話できないことが多い・・・
結局、相手が電話を切ってしまうので間に合わないことがほとんどのようです。
そしてこちらから掛け直すことに。
その時も着信履歴や画面上の通知領域に表示されている通知を開いて・・・なんてことが煩わしいし難しいようです。
ですのでガラケーの方がまだ簡単に使えるか、以前はガラケーの使い方を必死に覚えたので、そのままガラケーの方が使えるということが多いようです。
誤タップしてご動作する
もう一つは誤タップしてご動作していてもわからない。解決策もわからないということです。
先日知人と会っていた時に知人に高齢の親から電話がかかってきました。
出ましたがうんともすんとも言いません。
最初は誤タップの間違い電話かと思い切りましたが再度電話が。
しかしまたうんともすんとも言いません。
心配になって電話を折り返しかけても出るのですが何も言いません。
注意深く聞いていると相手側の周辺の音(環境音)も聞こえないのでミュートボタンあたりを誤タップしたのではないかと考えましたが、こちらからはどうしようもありません。
なにせこちらの声も届いているかわからない状態ですから。
知人に話を聞くと、親は施設にショートステイに行っていて連絡用にスマホ(ガラケーだったが機種交換に行ったらショップでスマホを勧められいうがままにスマホに変えたとのこと)を持たせていたとのこと。
その後も何度も親から着信があるが出るも無音状態。
結局、施設に知人が電話して状況を説明して様子を見に行って貰いました。
スタッフが親御さんのもとに到着したあたりの時間を見計らって知人から電話をかけたらスタッフが無事電話に出て親御さんとも話すことが出来ました。
このように誤タップで(本人には)訳の分からない状況になることもあります。
ですのでもともとガラケータイプを使用していた人には機種交換でもガラケーに買い替えるのが良いと思います。
画面が割れそうで持ち歩けない
少数ながらこのような心配事も聞きました。
スマホは画面がむき出しですので保護フィルムを貼っていても心配です。
また大きさも大きく形状が薄いので指先の感覚が鈍くなってきた高齢者は皮膚の乾燥も相まって滑っって落としそうになるそうです。
落として画面が割れてしまいそうになるので持ち歩くのが怖いんだそうです。
その点ガラケーは基本的に二つ折りの形状をしているので、画面が保護されています。
その方が安心して持ち歩けるとのことです。
タッチ操作に慣れているならかんたんスマホはコスパが悪い!?
逆にタッチ操作に慣れている方なら高齢でもショップで販売されているスマホを購入することをおすすめします。
と言うのは、わからないことがあればショップに持ち込めば教えてくれるからです。
MVNOなどの格安SIMもお得ですが、サポート体制を省いた結果安くなっていますので、高齢者には向かないです。
操作方法などでわからないことがあればショップで教えてくれるのでau、ドコモ、Softbankのいずれかのお店で購入することをおすすめします。
そしてタッチ操作に慣れているならば、物理ボタンは必要ないですのでauでのBASIOシリーズやドコモのらくらくスマートフォン・あんしんスマホシリーズはコスパが悪いです。
スタンダードモデルのAQUOSやarrows、Galaxyシリーズでも設定でホーム画面を簡単画面に変更できますので、そちらのほうが同じ価格帯でも性能が良いです。
簡単画面の設定はショップでも相談すればやってくれることが多いですよ。
おすすめの機種は?
おすすめの機種はGalaxy A23 5Gです。
特にauでのご契約がおすすめです。
というのも乗り換えキャンペーンなどを利用すると機種代が
実質11,080円
で済むからです。
詳細ですが、
機種変更や新規契約の場合、
au Online Shopお得割で-11,000円
スマホトクするプログラムで最終回の分割金14,880円を仕払はなくて良くなりますので、月々支払合計は11,080円になります。
これが他社からの乗り換えになりますと、au Online Shopお得割で-22,000円となり、スマホトクするプログラム適用で支払総額がなんと80円!になります。
スマホトクするプログラムとは・・・
auの「スマホトクするプログラム」とは、残価設定ありの24回払いでスマホを購入し、13~25ヶ月目までにスマホを返却すると、残価設定分の支払いが不要になるプログラムです。
このプログラムは、2年後の残価を機種事に設定し、残価と機種代金の差額を24回分割で機種を購入する方法で、24回目のお支払い以降に「auへの端末返却のみで残価のお支払いが不要」となるプログラムです1。
ドコモでも同じ機種の取り扱いはありますが、同じような23ヶ月目に本体を返却する条件で支払総額が安くなる残価設定型の「いつでもカエドキプログラム」がありますが、支払総額が21,560円と1万円ほど高くなります。
他のご家族がドコモを医療しているなら、家族割などの特典で基本料金が安くなりますのでドコモで合わせた方が得になります。
Galaxy A23 5Gがおすすめなの?
今機種がおすすめな理由は高齢者でも使いやすいように設計されているからです。
コンセプトの時点で高齢者がターゲットに入っています。
「かんたんモード」というわかりやすいホーム画面のモードがしっかりと搭載されており、カメラがあんしんスマホと違い5000万画素と本格的です。
また最近ではちょっとめずらしい「おサイフケータイ」機能も搭載されていますので、nanacoやwaonなどの電子マネーをスマホの統合することが出来ますよ。
また「通話自動録音機能」が搭載されていますので、通話中にメモが取れなくてもあとから録音を聞くことが出来ますし、トラブル対策にもなりますよね。
コレが地味に便利なんですよ。
まとめ
親に携帯電話をもたせるならスマホかガラケーかということでしたが、連絡用に持ってもらうので持ち歩いて貰わないと意味が無いですよね?
ですので、親御さんの性格やニーズに合ったものを選ぶのが良いですね。
タッチ操作が不安、ハイテク機器が苦手な人
タッチ操作が苦手、ハイテク機器が苦手という方にはガラケーが断然おすすめですよ。
一時期ガラケーが終了するという話もありましたが、あの話は3G電波を使った携帯電話は3G電波を辞めるので使えなくなるよ。
ということでした。
最近のガラケー(ケータイ)は4GLTEや5Gの電波にも対応できる機種が大手キャリアから販売されています。
最近でも新機種が発表されていますので、しばらくは二つ折り形式のガラケーはなくならないでしょう。
ですので、ショップ店員にスマホが便利ですよとおすすめされても、タッチ操作やハイテク機器に慣れていない人はガラケーの最新機種に変更することをおすすめします。
今ならauのKYF42などがおすすめですよ。
タッチ操作OKの人には?
タッチ操作にOKの人はスマホを選ばれるのがよいでしょう。
スマホに慣ればLINEを始め様々なアプリが使えるようになり楽しいばかりじゃなく生活の補助もしてくれますよね。
あんしんスマホやBASIOシリーズなどの物理ボタンが搭載された機種もありますが、タッチ操作が大丈夫ならGalaxy A23 5Gをおすすめします。
さほど変わらない値段ながらカメラの画素数が5000万画素と精細ですし、かんたんモードも搭載していますので、ホーム画面もわかりやすい表示に変えることが出来ます。
ご高齢の親御さんに連絡用の携帯電話を持ってもらう時の参考になれば幸いです。
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